会津武家屋敷は、会津藩の家老であった西郷頼母の邸宅を中心に、復元または移築された歴史的建造物が建ち並ぶ野外博物館です。1975年に、会津の武士道精神を後世に伝える目的で、西郷頼母邸などが復元され、会津武家屋敷は観光バスが立ち寄る定番の観光スポットとなりました。西郷頼母は会津藩の家老であり、会津地方の重要な政治的指導者でした。彼の邸宅が武家屋敷の中心となり、会津武家屋敷の形成に大きく貢献しました。敷地内の旧中畑陣屋は、天保8年（1837年）に旗本の松平軍次郎の代官所として建築され、明治維新後は住宅として使われました。会津武家屋敷の整備中に所有者の岡崎家から譲受し、移築され、福島県の指定重要文化財に指定されています。